JP2016199527A - 有害生物防除剤組成物 - Google Patents

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照之 市原
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Toshiki Fukuchi
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Abstract

【課題】2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物の殺菌・殺虫活性を増強することにより、種々有害生物に対して低薬量で防除効果を発揮する有害生物防除剤組成物を提供する。【解決手段】式[I](式中、R1は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表し、R2は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基またはC1〜C4のアルコキシ基を表し、Aは窒素原子またはメチン基(CH)を表し、Yは酸素原子、メチレン基(CH2)またはメチレンオキシ基(OCH2)を表す)で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、防虫活性を有する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物とを混合する。【選択図】なし

Description

本発明は、2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、防虫活性を有する化合物から選択される少なくとも1種の化合物とを含有する有害生物防除剤組成物に関する。
式[I]
Figure 2016199527
(式中、R1は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表し、R2は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基またはC1〜C4のアルコキシ基を表し、Aは窒素原子またはメチン基(CH)を表し、Yは酸素原子、メチレン基(CH2)またはメチレンオキシ基(OCH2)を表す。)で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体が植物病害防除剤の有効成分として有用であることが公知である(特許文献1参照)。
近年、農薬が引き起こす環境汚染が問題化しており、環境負荷軽減のためより低薬量で高い効果を発揮する薬剤が求められている。混合剤にすることで相乗効果が得られ活性が向上すれば、施用回数の低減や1回の施用で複数の病害を同時防除でき、省力化につながることが期待できる。
他方、殺菌剤分野では、これまでベンズイミダゾール系の殺菌剤、ジカルボキシイミド系の殺菌剤、アニリノピリミジン系の殺菌剤、ストロビルリン系の殺菌剤、SDHI(コハク酸脱水素酵素阻害剤)である殺菌剤などが開発上市されてきたが、上市後まもなく耐性菌が出現し、効果の低下が問題になっている。また、殺虫剤分野でもこれまで有機リン系の殺虫剤、ピレスロイド系の殺虫剤、ベンゾイルウレア系の殺虫剤、ジアミド系の殺虫剤、有機スズ系の殺ダニ剤などが開発上市されてきたが、上市後まもなく抵抗性害虫やダニが出現し、効果の低下が問題になっている。したがって、市場からは新規作用機作を有する殺菌剤や殺虫剤、耐性菌や抵抗性害虫の発達リスクを低下させる有害生物防除剤組成物が熱望されている。
特許文献1は、式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体と他の殺虫剤とを農園芸用殺菌剤の有効成分として併用してもよいことを開示している。しかしながら、特許文献1では、式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体のみを有効成分として含む乳剤の防除効果は確認されているものの、2−アミノニコチン酸エステル誘導体と他の殺虫剤とを有効成分として併用した農園芸用殺菌剤の防除効果は確認されていない。また、特許文献1は、式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体と他の殺虫剤との併用による相乗的な防除効果を検討するものではない。
WO2014/006945号パンフレット
本発明は式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物の殺菌・殺虫活性を増強することにより、種々有害生物に対して低薬量で防除効果を発揮する有害生物防除剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、防虫活性を有する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物とを混合することにより、2−アミノニコチン酸エステル誘導体単独あるいは防虫活性を有する化合物単独では十分な効果を得ることができない低薬量で、有害生物に対して高い活性を示すことを発見した。すなわち、本発明は下記〔1〕〜〔9〕に関するものである。
〔1〕
(A) 式[I]
Figure 2016199527
(式中、R1は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表し、R2は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基またはC1〜C4のアルコキシ基を表し、Aは窒素原子またはメチン基(CH)を表し、Yは酸素原子、メチレン基(CH2)またはメチレンオキシ基(OCH2)を表す。)で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、
(B)アジンホスメチル、アセフェート、クロルピリホス、ダイアジノン、ジクロルボス、ジメトン-Sメチル、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジスルフォトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、モノクロトホス、ナレド、オキシデプロホス、パラチオン、フェンソエート、ホサロン、ピリミホスメチル、ピリダフェンチオン、プロフェノホス、プロチオホス、プロパホス、ピラクロホス、サリチオン、スルプロホス、チオメトン、テトラクロルビンホス、トリクロルホン、バミドチン、アラニカルブ、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メソミル、メトルカルブ、ピリミカルブ、プロポクスル、チオジカルブ、アルドリン、クロルデン、DDT、エンドサルファン、リンデン、アクリナトリン、アレスリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルフェンプロックス、フルバリネート、フラメトリン、ハロフェンプロックス、イミプロトリン、ペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、ピレトリン、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、トランスフルスリン、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサム、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、テトラニリプロール、フルベンジアミド、ビストリフロン、クロロフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、ブプロフェジン、シロマジン、クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、ジオフェノラン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、メソプレン、ピリプロキシフェン、アバメクチン、エマメクチンベンゾエート、イベルメクチン、レピメクチン、ミルベメクチン、ネマデクチン、ニッコーマイシン、スピネトラム、スピノサドー、BT剤、アナバシン、アザジラクチン、デグエリン、脂肪酸グリセリド、ヒドロキシプロピルデンプン、大豆レシチン、ニコチン、ノルニコチン、オレイン酸ナトリウム、マシン油、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、なたね油、ロテノン、アセトプロール、アフィドピロペン、ベンスルタップ、ブロフラニリド、カルタップ、チオシクラム、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、ジクロロメゾチアズ、エチプロール、フィプロニル、フロメトキン、フロニカミド、フルヘキサフォン、フルピラジフロン、ヒドラメチルノン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、メタアルデヒド、硫酸ニコチン、ピメトロジン、プラフルプロール、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリプロール、スピロテトラマト、スルフルラミド、スルホキサフロル、トリフルメゾピリム、トルフェンピラド、トリアザメート、アセキノシル、アミトラズ、アゾシクロチン、ベンゾメート、ビフェナゼート、ビナパクリル、フェニソブロモレート、キノメチオネート、クロフェンテジン、シエノピラフェン、シフルメトフェン、水酸化トリシクロヘキシルスズ、ジコホル、ジエノクロル、ジフロビダジン、エトキサゾール、フェナザフロル、フェナザキン、酸化フェンブタスズ、フェノチオカルブ、フェンピロキシメート、フルアクリピリム、ヘキシチアゾクス、ピリミジフェン、ポリナクチン複合体、プロパルギル、ピフルブミド、ピリダベン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、テブフェンピラド、テトラジホン、リン化アルミニウム、ベンクロトラズ、カズサホス、エトプロホス、フルエンスルフォン、フルオピラム、ホスチアゼート、イミシアホス、塩酸レバミゾール、メスルフェンホス(mesulfenfos)、カーバム、メチルイソシアネート、酒石酸モランテル、オキサミル、チフルザミド、チオキサザフェン、クロロファシノン、クマテトラリル、ダイファシン、モノフルオル酢酸塩、ワルファリンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と、
を含有する有害生物防除剤組成物。
〔2〕前記成分(A)が、R1がH又はCH3であり、R2がH、F、CH3又はOCH3であり、AがCH又はNであり、YがO、OCH2又はCH2である、前記式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物である、前記〔1〕に記載の有害生物防除剤組成物。
〔3〕前記成分(A)が、
(1)R1がHであり、R2がHであり、AがCHであり、YがOである、
(2)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがOである、
(3)R1がCH3であり、R2がFであり、AがCHであり、YがOである、
(4)R1がCH3であり、R2がCH3であり、AがCHであり、YがOである、
(5)R1がCH3であり、R2がOCH3であり、AがCHであり、YがOである、
(6)R1がCH3であり、R2がHであり、AがNであり、YがOである、
(7)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがOCH2である、又は
(8)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがCH2である、
前記式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体である、前記〔2〕に記載の有害生物防除剤組成物。
〔4〕前記成分(B)が、アセフェート、クロルピリホス、ダイアジノン、フェニトロチオン、マラチオン、メチダチオン、プロフェノホス、プロチオホス、アラニカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、メソミル、チオジカルブ、シフルトリン、シペルメトリン、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フルシトリネート、ペルメトリン、シラフルオフェン、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアクロプリド、チアメトキサム、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、テトラニリプロール、フルベンジアミド、クロロフルアズロン、ジフルベンズロン、フルフェノクスロン、ルフェヌロン、テフルベンズロン、ブプロフェジン、シロマジン、クロマフェノジド、テブフェノジド、アバメクチン、エマメクチンベンゾエート、レピメクチン、ミルベメクチン、スピネトラム、スピノサドー、BT剤、アザジラクチン、カルタップ、チオシクラム、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、エチプロール、フィプロニル、フロニカミド、フルピラジフロン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、スピロテトラマト、スルホキサフロル、トリフルメゾピリム、アセキノシル、アミトラズ、ビフェナゼート、シエノピラフェン、シフルメトフェン、ジエノクロル、ジフロビダジン、エトキサゾール、酸化フェンブタスズ、ヘキシチアゾクス、プロパルギル、ピフルブミド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、テトラジホン、カズサホス、フルエンスルフォン、ホスチアゼート、イミシアホス、オキサミル及びチオキサザフェンからなる群から選択される、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物。
〔5〕成分(A)と成分(B)との質量比が500:1〜1:500である、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物。
〔6〕増量剤及び、又は界面活性剤を更に含む、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物。
〔7〕有害生物を防除するための、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物の使用。
〔8〕有害生物及び/又はそれらの生息環境に前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物を処理することを特徴とする、有害生物を防除する方法。
〔9〕有用作物を生育させようとする場所、あるいは生育させている場所や生育している作物に前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載の有害生物防除剤組成物を処理することを特徴とする、有害生物を防除する方法。
本発明により、式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物の殺菌・殺虫活性を増強し、種々有害生物に対して低薬量で防除効果を発揮する有害生物防除剤組成物を提供することができる。
本発明に供試される上記式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体は、公知の化合物であり、その調製方法もまた、例えば、特許文献1に開示の通り、公知である。
式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体において、R1およびR2で示されるC1〜C4のアルキル基としては、例えば、メチル基や、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基などが挙げられる。R2で示されるハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子や、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。R2で示されるC1〜C4のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基や、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基が挙げられる。
2−アミノニコチン酸エステル誘導体の好ましい具体例を表1に示す。表1における化合物番号は、以下の記載において参照される。
Figure 2016199527
一方、本発明に供試される防虫活性を有する化合物は、The Pesticide Manual Fifteenth Edition(British Crop Production Council発行)やSHIBUYA INDEX 17th Edition 2014(SHIBUYA INDEX RESEARCH GROUP発行)およびウェブサイト「http://www.alanwood.net/pesticides」などに記載のある公知の化合物である。なお、これらの化合物は公知の製造法によって合成、あるいは既製造業者から入手することができる。
以下に式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と併用することにより有害生物に対して相乗的な防除効果を示す防虫活性を有する化合物の例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
有機燐剤としては、例えば、アジンホスメチル(azinphos−methyl)、アセフェート(acephate)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、ダイアジノン(daizinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジメトン-Sメチル(dimeton−S−methyl)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルフォトン(disulfoton)、エチオン(ethion)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンチオン(fenthion)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレド(naled)、オキシデプロホス(oxideprofos)、パラチオン(parathion)、フェンソエート(phenthoate)、ホサロン(phosalone)、ピリミホスメチル(pirimiphos−methyl)、ピリダフェンチオン(piridafenthion)、プロフェノホス(profenofos)、プロチオホス(prothiofos)、プロパホス(propaphos)、ピラクロホス(pyraclofos)、サリチオン(salithion)、スルプロホス(sulprofos)、チオメトン(thiometon)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinfos)、トリクロルホン(trichlorphon)、バミドチン(vamidothion)等を挙げることができる。
カーバメイト剤としては、例えば、アラニカルブ(alanycarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、ピリミカルブ(pirimicarb)、プロポクスル(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)等を挙げることができる。
有機塩素剤としては、例えば、アルドリン(aldrin)、クロルデン(chlordane)、DDT(p,p’−DDT)、エンドサルファン(endosulfan)、リンデン(lindane)、等を挙げることができる。
ピレスロイド剤としては、例えば、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルバリネート(fluvalinate)、フラメトリン(furamethrin)、ハロフェンプロックス(halfenprox)、イミプロトリン(imiprothrin)ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルスリン(transfluthrin)等を挙げることができる。
ネオニコチノイド剤としては、例えば、アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)等を挙げることができる。
ジアミド剤としては、例えば、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprore)、シアントラニリプロール(cyantrantraniliprore)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、フルベンジアミド(flubenziamid)等を挙げることができる。
ベンゾイルウレア剤等の昆虫成長制御剤としては、例えば、ビストリフロン(bistrifluron)、クロロフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)、ブプロフェジン(buprofezin)、シロマジン(cyromazine)等を挙げることができる。
ジアシルヒドラゾン剤としては、例えば、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)等を挙げることができる。
幼若ホルモン剤としては、例えば、ジオフェノラン(diofenolan)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、ヒドロプレン(hydroprene)、メソプレン(methoprene)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)等を挙げることができる。
微生物により生産される殺虫性物質等としては、例えば、アバメクチン(abamectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin−benzoate)、イベルメクチン(ivermectin)、レピメクチン(lepimectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、ネマデクチン(nemadectin)、ニッコーマイシン(Nikkomycin)、スピネトラム(spinetram)、スピノサドー(spinosad)、BT剤(Bacillus thuringiensis と殺虫タンパク質生産物)等を挙げることができる。
天然物由来の殺虫性物質等としては、例えば、アナバシン(anabasine)、アザジラクチン(azadiractin)、デグエリン(deguelin)、脂肪酸グリセリド(decanolyoctanoylglycerol)、ヒドロキシプロピルデンプン(hydroxypropylstarch)、大豆レシチン(lecithin)、ニコチン(nicotine)、ノルニコチン(nornicotine)、オレイン酸ナトリウム(oreic acid sodium salt)、マシン油(petroleum oil)、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル(propylene glycol monolaurate)、なたね油(rape oil)、ロテノン(rotenone)等を挙げることができる。
その他の殺虫剤としては、例えば、アセトプロール(acetoprole)、アフィドピロペン(afidopyropen)、ベンスルタップ(bensultap)、ブロフラニリド(broflanilide)、カルタップ(cartap)、チオシクラム(chiocyclam)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、フロメトキン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルヘキサフォン(fluhexafon)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタアルデヒド(metaldehyde)、硫酸ニコチン(nicotin sulfate)、ピメトロジン(pymetrozine)、プラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinqzon)、ピリプロール(piriprole)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリアザメート(triazamate)等を挙げることができる。
殺ダニ剤としては、例えば、アセキノシル(acequinocyl)、アミトラズ(amitraz)、アゾシクロチン(azocyclotin)、ベンゾメート(benzoximate)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビナパクリル(binapacryl)、フェニソブロモレート(bromopropylate)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロフェンテジン(clofentezine)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、水酸化トリシクロヘキシルスズ(cyhexatin)、ジコホル(dicofol)、ジエノクロル(dienochlor)、ジフロビダジン(diflovidazin)、エトキサゾール(ethoxazole)、フェナザフロル(fenazaflor)、フェナザキン(fenazaquin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ピリミジフェン(pirimidifen)、ポリナクチン複合体(polynactins)、プロパルギル(propargite)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピリダベン(pyridaben)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テトラジホン(tetradifon)等を挙げることができる。
殺線虫剤としては、例えば、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、ベンクロトラズ(benclothiaz)、カズサホス(cadusafos)、エトプロホス(ethoprophos)、フルエンスルフォン(fluensulfone)、フルオピラム(fluopyram)、ホスチアゼート(fosthiazate)、イミシアホス(imicyafos)、塩酸レバミゾール(levamisol hydrochloride)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、カーバム(metam−ammonium)、メチルイソシアネート(methyl isothiocyanate)、酒石酸モランテル(moranteltartarate)、オキサミル(oxamyl)、チフルザミド(thifluzamide)、チオキサザフェン(tioxazafen)等を挙げることができる。
毒餌としては、例えば、クロロファシノン(chlorphacinone)、クマテトラリル(coumatetralyl)、ダイファシン(diphacinone)、モノフルオル酢酸塩(sodium fluoracetate)、ワルファリン(warfarin)等を挙げることができる。
本発明の有害生物防除剤組成物の有効成分である式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、防虫活性を有する化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物との質量比は、0.1:99〜99:0.1(2種以上を混合した場合は合計質量の比)、好ましくは0.1:80〜80:0.1、より好ましくは0.1:50〜50:0.1(2種以上を混合した場合は合計質量の比)である。
本発明により提供される有害生物防除剤組成物は、農業・屋内・森林・人・家畜・衛生などの場面で害を及ぼす有害生物の予防や駆除、治療に使用され得る。以下に具体的な使用場面、対象有害生物、使用方法を示すが、本発明の内容はこれらに限定されるものではない。
本発明の有害生物防除剤組成物は、農作物、例えば食用作物(稲、大麦、小麦、ライ麦、オート麦等の麦類、馬鈴薯、甘藷、里芋、やまのいも等の芋類、大豆、小豆、そら豆、えんどう豆、いんげん豆、落花生等の豆類、とうもろこし、粟、そば等)、野菜(キャベツ、白菜、大根、蕪、ブロッコリー、カリフラワー、こまつな等のアブラナ科作物、かぼちゃ、きゅうり、すいか、まくわうり、メロン、ズッキーニ、ゆうがお、にがうり等のウリ科作物、なす、トマト、ピーマン、とうがらし、ししとうなどのナス科作物、おくら等のアオイ科作物、ほうれんそう、ふだんそう等のアカザ科作物、にんじん、みつば、パセリ、セルリー、うど等のセリ科作物、レタス、ごぼうなどのキク科作物、にんにく、たまねぎ、ねぎ、にら、らっきょう等のねぎ類、アスパラガス、しそ、れんこん等)、きのこ類(しいたけ、マッシュルーム等)、果樹・果実類(柑橘類、林檎、梨、桃、梅、桜桃、李、杏、葡萄、柿、枇杷、無花果、あけび、ブルーベリー、ラズベリー、パイナップル、マンゴー、キウイフルーツ、バナナ、いちご、オリーブ、胡桃、栗、アーモンド等)、香料等鑑賞用作物(ラベンダー、ローズマリー、タイム、セージ、胡椒、生姜等)、特用作物(たばこ、茶、甜菜、さとうきび、いぐさ、ごま、こんにゃく、ホップ、綿、麻、オリーブ、ゴム、コーヒー、なたね、ひまわり、桑等)、牧草・飼料用作物(チモシー、クローバー、アルファルファ等の豆科牧草、とうもろこし、ソルガム類、オーチャードグラス等のイネ科牧草等)、芝類(高麗芝、ベントグラス等)、林木(トドマツ類、エゾマツ類、松類、ヒバ、杉、桧等)や鑑賞用植物(きく、ばら、カーネーション、ゆり、トルコギキョウ、宿根かすみそう、スターチス、蘭等の草本・花卉類、いちょう、さくら類、あおき等の庭木等)に損害を与える節足動物類、軟体動物類、線虫類等の害生物ならびに真菌門、変形菌門、細菌門、放線菌門等の真菌類ならびに細菌類を防除するためにも使用できる。以下に、具体的な害生物を示す。
節足動物門昆虫綱のチョウ目(Lepidoptera)としては、例えば、ヤガ科のオオタバコガ(Helicoverpa armigera)、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna) 、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)等、スガ科のコナガ(Plutella xylostella)等、ハマキガ科のリンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、チャハマキ(Homona magnanima)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)等、ミノガ科のチャミノガ(Eumeta minuscula )等、ハモグリガ科のギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella malinella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)等、コハモグリガ科のミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella) 等、ホソガ科のキンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等、アトヒゲコガ科のネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)等、スカシバガ科のコスカシバ(Synanthedon quercus)等、ニセマイコガ科のカキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)等、キバガ科のワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)等、シンクイガ科のモモシンクイガ(Carposina niponensis)等、イラガ科のイラガ(Monema flavecens)、ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contracus)等、ツトガ科のニカメイガ(Chilo suppressalis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、モモゴマダラメイガ(Conogethes punctiferlis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)等、セセリチョウ科のイチモンジセセリ(Parnara guttata)等、アゲハチョウ科のナミアゲハ(Papilio xuthus)等、シロチョウ科のモンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)等、シジミチョウ科のウラナミシジミ(Lampides boeticus)等、シャクガ科のヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等、スズメガ科のエビガラスズメ(Agrius convolvuli)等、シャチホコガ科のモンクロシャチホコ(Phalera flavescens )等、ドクガ科のチャドクガ( Euproctis pseudoconspersa)、ヒメシロモンドクガ、Orygia recens approximans)、等、ヒトリガ科のクワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis )、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等、グレイプベリーモス(Endopiza viteana)、コドリンガ(Laspeyresia pomonella)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
コウチュウ目(Coleoptera)としては、例えば、コガネムシ科のドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、サクラコガネ(Anomala geniculata)等、タマムシ科のミカンナガタマムシ(Agrilus auriventris)等、コメツキムシ科のマルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi)等、テントウムシ科のニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等、カミキリムシ科のゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)等、ハムシ科のウリハムシ(Aulacophora femoralis)、ルートワーム種(Diabrotica spp.)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata )、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、メキシカンビートル(Epilachna varivestis)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等、オトシブミ科のモモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)等、ミツギリゾウムシ科のアリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)等、ゾウムシ科のクリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ワタミゾウムシ(Anthonomus gradis grandis) 、シバオサゾウムシ(Sphenophrus venatus vestitus)等、ケシキスイ科のヒメヒラタケシキスイ(Epuraea domina)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
カメムシ目(Hemiptera)の異翅類(Heteroptera)としては、例えば、カメムシ科のナガメ(Eurydema rugosum)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、クサギカメムシ(Halymorpha mista)等、クヌギカメムシ科のナシカメムシ(Urochela luteovoria)等、ナガカメムシ科のコバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)等、ヘリカメムシ科のホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)等、ホソヘリカメムシ科のクモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)等、ホシカメムシ科のアカホシカメムシ(Dysdeercus cingulatus)等、グンバイムシ科のナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)等、カスミカメムシ科のウスミドリカスミカメ(Apolygus spinolai)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittalus)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus coelestialium)等、マメカメムシ科のマルカメムシ(Megacopta punctatissimum) 等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
カメムシ目(Hemiptera)の同翅類(Homoptera)としては、例えば、セミ科のニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)等、ヨコバイ科のフタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)等、ウンカ科のヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等、アオバハゴロモ科のアオバハゴロモ(Geisha distinctissima)等、キジラミ科のナシキジラミ(Psylla pyrisuga)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)等、コナジラミ科のミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)の各種バイオタイプ、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)等、フィロキセラ科のブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)等、アブラムシ科のユキヤナギアブラムシ(Aphis citricola)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、ニワトコヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum magnoliae)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、キククギケアブラムシ(Pleotrichophorus chrysanthemi)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、カワリコブアブラムシ(Myzus varians)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosiphum rufiabdominalis)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)等、ワタフキカイガラムシ科のイセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)等、コナカイガラムシ科のクワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ミカンコナカイガラムシ(Phenacoccus viburnae)、フジコナカイガラム(Phenacoccus kraunhiae)等、カタカイガラムシ科のツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等、マルカイガラムシ科のアカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagoa) 、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
アザミウマ目(Thysanoptera)としては、例えば、アザミウマ科のチャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci) 、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、等、クダアザミウマ科のカキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハチ目(Hymenoptera )としては、例えば、ハバチ科のカブラハバチ(Athalia rosae ruficornis)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)等、ミフシハバチ科のリンゴハバチ(Arge mali)等、タマバチ科のクリタマバチ(Dryocsmus kuriphilus)等、ハキリバチ科のバラハキリバチ(Megachile nipponica nipponica)等、アリ科のクロヤマアリ(Formica japonica)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハエ目(Diptera )としては、例えば、タマバエ科のダイズサヤタマバエ(Asphondylia yushimai)等、ミバエ科のオウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)、ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)等、ミギワバエ科のイネミギワバエ(Hydrellia griseola)等、ショウジョウバエ科のオウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)等、ハモグリバエ科のマメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)等、ハナバエ科のタネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
バッタ目(Orthoptera)としては、例えば、キリギリス科のクサキリ(Ruspolia lineosa)等、コオロギ科のアオマツムシ(Truljalia hibinonis)等、ケラ科のケラ(Gryllotalpa orientalis)等、バッタ科のコバネイナゴ(Oxya yezoensis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
シロアリ目(Isoptera)としては、例えば、シロアリ科のタイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハサミムシ目(Dermaptera)としては、例えば、オオハサミムシ科のオオハサミムシ(Labidura riparia)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門側昆虫綱のトビムシ目(Collembola)としては、例えば、マルトビムシ科のキマルトビムシ(Sminthurus viridis)等、シロトビムシ科のマツモトシロトビムシ(Onychiurus matsumotoi)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門甲殻綱の等脚目(Isopada)としては、例えば、ダンゴムシ科のオカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門クモ綱のダニ目(Acari)としては、例えば、ホコリダニ科のチャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、、シクラメンホコリダニ(Phytonemus pallidus)等、ハシリダニ科のムギダニ(Penthaleus major)等、ヒメハダニ科のブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等、ハダニ科のミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)、トトマツノハダニ(Oligonychus ununguis)、ミヤケハダニ(Eotetranychus kankitus)、クローバーハダニ(Bryobia praetiosa)等、フシダニ科のミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、チューリップサビダニ(Aceria tulipae)、ブドウハモグリダニ(Colomerus vitis)、モモサビダニ(Aculus fockeui)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)等、コナダニ科のケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae) 、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
軟体動物門腹足綱の原始紐舌目(Architaenioglossa)としては、例えば、タニシモドキ科のスクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等、有肺目(Plumonata)例えば、アフリカマイマイ科のアフリカマイマイ(Achatina fulica)、ナメクジ科のナメクジ(Meghimatium bilineatum)、ニワコウラナメクジ科のニワコウラナメクジ(Milax gagates)、コウラナメクジ科のチャコウラナメクジ(Lehmannina valentiana)、オナジマイマイ科のウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)等が挙げられる。
線形動物門幻器綱のティレンクス目(Tylenchida)としては、例えば、アングイナ科のイモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)等、ティレンコリンクス科のナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)等、プラティレンクス科のキタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)等、ホプロライムス科のナミラセンチュウ(Helicotylenchus dihystera)等、ヘテロデラ科のジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)等、メロイドギネ科のサツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)等、クリコネマ科のワセンチュウ(Criconema jaejuense)等、アングイナ科のイチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)等、アフェレンコイデス科のイチゴセンチュウ(Aphelecchoides fragarriae)等が挙げられる。
尾腺綱のドリライムス目としては、例えば、ロンギドルス科のオオハリセンチュウ(Xiphinema sp.)、トリコドルス科のユミハリセンチュウ(Trichodorus sp.)等が挙げられる。
真菌門、変形菌門、細菌門、放線菌門等の真菌類ならびに細菌類としては、例えば、稲のいもち病(Pyricularia oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、内穎褐変病(Pantoea ananatis)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、苗立枯病(Pythium graminicolum)、褐条病(Acidovorax avene subsp. avenae)、葉鞘褐変病(Pseudomonas fuscovaginae)、白葉枯病(Xanthomonas oryzae pv. oryzae)、立枯細菌病(Burkholderia plantarii)等;麦類のうどんこ病(Erysiphe graminis)、赤かび病(Gibberella zeae)、赤さび病(Puccinia striiformis, P.graminis, P. recondita, P. hordei)、雪腐病(Typhula sp. , Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago tritici, U. nuda)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、網斑病(Pyrenophora teres)、ひょうもん病(Helminthosporium zonatum Ikata)、黒節病(Pseudomonas syringae pv. japonica)等;かんきつ類の黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe fawcetti)、果実腐敗病(Penicillium digitatum, P. italicum)、褐色腐敗病(Phytophthora citrophthora,, P. nicotianae)、黒星病(Phyllostictina citricarpa)等;りんごのモニリア病(Monilinia mali)、褐斑病(Diplocarpon mali)、腐らん病(Valsa mali)、うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria mali)、黒星病(Venturia inaequalis)、黒点病(Mycospherella pomi)、炭そ病(Colletotrichum acutatum、Glomerella cingulata)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、赤星病(Gymnosporangium yamadae)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、すす斑病(Gloeodes pomigena)等;なしの黒星病(Venturia nashicola, V. pirina)、うどんこ病(Phyllactinia mali)、黒斑病(Alternaria kikuchiana)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、灰星病(Monilinia fructigena)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)等;おうとうの灰星病(Monilinia fructicola)、炭疽病(Glomerella cingulata)、幼果菌核病(Monilinia kusanoi)等;ももの灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp. )、せん孔細菌病(Xanthomonas campestris pv. pruni)等;ぶどうの黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Colletotrichum acutatum、Glomerella cingulata)、うどんこ病(Uncinula necator)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plasmopara viticola)、黒星病(Cladosporium viticolum)、根頭がんしゅ細菌病(Agrobacterium vitis)等;かきの炭そ病(Gloeosporium kaki)、うどんこ病(Phyllactinia kakicola)、落葉病(Cercospora kaki, Mycoshaerella nawae)、キウイフルーツの角斑病(Phomopsis sp.)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、びわの褐斑病(Phyllosticta eriobotryae)、角斑病(Pseudocercospora eriobotryae)等;うり類の炭そ病(Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea, Oidiopsis taurica)、つる枯病(Didymella bryoniae)、つる割病(Fusarium oxysporum)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora sp. )、苗立枯病(Pythium sp.、Rhizoctonia solani )等;きゅうりの斑点細菌病(Pseudomonas syringae pv. lochrymans)、縁枯細菌病(Pseudomonas viridiflava)、褐斑細菌病(Xanthomonas campestris pv. cucurbitae)等;メロンの褐斑細菌病(Xanthomonas campestris pv. cucurbitae)、毛根病(Agrobacterium rhizogens)、がんしゅ病(Streptomyces sp.)等;すいかの果実汚斑細菌病(Acidovorax avenae pv. citrulli)等;なす科野菜の青枯病(Ralstonia solanacearum)等;トマトの輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans)、すすかび病(Pseudocercospora fuligena)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、かいよう病(Clavibacter michiganense subsp. michiganense)、茎えそ病(Pseudomonas corrugata)、軟腐病(Pectobacterium carotovorum subsp. carotovorum)等;なすの褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、すすかび病(Mycovellosiella nattrassii)、黒枯病(Corynespora melongenae)、褐色円星病(Paracercospora egenula)、褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)等;アブラナ科野菜のべと病(Peronospora parasitica)、黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae) 軟腐病(Pectobacterium carotovorum subsp. carotovorum)、黄化病(Verticillium dahliae)等;きゃべつの腐敗病(Pseudomonas syringae pv. marginalis)、黒腐病(Xanthomonas campestris pv. campestris)等;レタスのべと病(Bremia lactucae)すそ枯病(Rhizoctonia solani)、腐敗病(Pseudomonas cichorii、Pseudomonas viridiflava)、斑点細菌病(Xanthomonas campestris pv. vitians)、ネギのべと病(Peronospora destructor)、黒斑病(Alternaria porri)、さび病(Puccinia allii)、
白絹病(Sclerotium rolfsii)等;だいずの紫斑病(Cercospora kikuchii)、炭疽病(Colletotrichum truncatum 、Colletotrichum trifolii、Glomerella glycines、Gloeosporium sp.)、べと病(Peronospora manshurica)、茎疫病(Phytophthora sojae)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)、斑点細菌病(Pseudomonas savastanoi pv. glycinea)、葉焼病(Xanthomonas campestris pv. glycines)等;いんげんまめの炭そ病(Colletotrichum lindemthianum)、かさ枯病(Pseudomonas savastanoi pv. phaseolicola)、葉焼病(Xanthomonas campestris pv. phaseoli)、葉腐病(Rhizoctonia solani)等;らっかせいの黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cercospora arachidicola)等;えんどうまめのうどんこ病(Erysiphe pisi)等;ばれいしょの夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora infestans)、葉腐病菌(Rhizoctonia solani)、軟腐病(Pectobacterium carotovorum subsp. carotovorum)等;いちごのうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum actatum、 Glomerella cingulata)、疫病(Phytophthora nicotianae)、輪斑病(Dendrophoma obscurans)、芽枯細菌病(Pseudomonas marginalis pv. marginalis)等;茶の褐色円星病(Pseudocercospora theae)、炭疽病(Discula theae−sinensis)、輪斑病(Pestalotiopsis theae、Pestalotiopsis longiseta)、網もち病(Exobasidium reticulatum)、もち病(Exobasidium vexans)、白星病(Elsinoe leucospila)、赤焼病(Pseudomonas syringae pv. theae)、かいよう病(Xanthomonas campestris pv. theicola)等;たばこの赤星病(Alternaria longipes)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭そ病(Colletotrichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacina)、疫病(Phytophthora nicotianae)、立枯病(Ralstonia solanacearum)、空洞病(Pectobacterium carotovorum subsp. carotovorum)等;てんさいの褐斑病(Cercospora beticola)、根腐病(Rhizoctonia solani、Thanatephorus cucumeris)、苗立枯れ病(Aphanomyces cochliodes)等;ばらの黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)等;きくの褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana)、根頭がんしゅ病(Agrobacterium tumefaciens)等;なす、きゅうりおよびレタス等の各種作物の灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病 (Sclerotinia sclerotiorum);芝類の雪腐病(Pythium iwayamai, Tyohula incarnate, Fusarium nivale, Sclerotinia borealis)、うどんこ病(Erysiphe graminis)、ファリーリング病(Lycoperdon perlatum, Lepista subnudo, Marasmius oreades)、擬似葉腐病(Ceratobasidium spp.)、立枯病(Gaemannomyces graminis)、カーブラリア葉枯病(Curvularia geniculata)、葉腐病(Rhizoctonia solani)、ピシウム病(Pythium periplocum, Pythium vanterpoolii)、さび病(Puccinia spp.)、ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)等;ベントグラスの赤焼病(Pythium aphanidermatum)、炭そ病(Colletotrichum sp.)、アサガオのつる割病(Fusarium oxysporum f. sp. batatas)、カーネーションのうどんこ病(Oidium dianthi)、ガーベラのうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、炭疽病(Colletotrichum sp.)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、きくの萎凋病(Fusarium oxysporum)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、フザリウム立枯病(Fusarium solani)、金魚草の炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、うどんこ病(Oidium subgenus Reticuloidium)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、コスモスの炭疽病(Colletotrichum acutatum、Gloeosporium sp.)、うどんこ病(Sphaerotheca fusca)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、宿根かすみそうのうどんこ病(Oidium sp.)、立枯病(Fusarium moniliforme)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、スイトピーのうどんこ病(Oidium sp.)、萎凋病(Fusarium sp.)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、炭疽病(Glomerella cingulata、Colletotrichum gloeosporioides)、スターチスの炭疽病(Glomerella cingulata)、うどんこ病(Oidium sp.)、ストックの萎凋病(Fusarium oxysporum Schlechtendahl : Fries f. sp. conglutinans)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum higginsianum)、立枯病(Fusarium avenaceum)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、トルコギキョウの炭疽病(Colletotrichum acutatum)、茎腐病(Fusarium avenaceum)、うどんこ病(Oidium sp.)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、ひまわりのうどんこ病(Sphaerotheca fusca、Erysiphe cichoracearum)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、褐斑病(Septoria helianthi)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、ペチュニアのうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea、Oidium sp.)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、マリーゴールドの半身萎凋病(Verticillium dahliae)等を引き起こす真菌類及び細菌類が挙げられる
本発明の有害生物防除剤組成物は、一般家屋を含む建築物の屋内で活動し、木材とその加工品である木製家具類、貯蔵食品、衣類、書籍等を加害し、われわれの生活に損害を与える害虫を防除するためにも使用できる。以下に、具体的な害生物を示す。
節足動物門昆虫綱のシロアリ目としては、例えば、ミゾガシラシロアリ科のヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)等、レイビシロアリ科のダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
コウチュウ目としては、例えば、オサゾウムシ科のコクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、ココクゾウムシ(Sitophilus zeamais)等、マメゾウムシ科のアズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、エンドウゾウムシ(Bruchus pisorum)、ソラマメゾウムシ(Bruchus rufimanus)等、ゴミムシダマシ科のコクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)等、ホソヒラタムシ科のノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)、カクムネチビヒラタムシ(Cryptolestes pusillus)等、シバンムシ科のタバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)等、カツオブシムシ科のヒメカツオブシムシ(Attagenus unicolor japonicus)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculatus)等、ヒョウホンムシ科のニセセマルヒョウホンムシ(Gibbium aequinnoctiale)等、ナガシンクイムシ科のチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)等、ヒラタキクイムシ科のヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
チョウ目としては、例えば、メイガ科のスジマダラメイガ(Cadra cautella)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等、キバガ科のバクガ(Sitotroga cerealella)等、ヒロズコガ科のイガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
チャタテムシ目としては、例えば、コチャタテ科のツヤコチャタテ(Lepinotus reticulatus)等、コナチャタテ科のヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophilus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ゴキブリ目としては、例えば、チャバネゴキブリ科のチャバネゴキブリ(Blattella germanica)等、ゴキブリ科のクロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
シミ目としては、例えば、シミ科のヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハエ目としては、例えば、ショウジョウバエ科のキイロショウジョウバエ(Drosophila melangogaster)等、チーズバエ科のチーズバエ(Piophila casei)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門クモ綱のダニ目としては、例えば、コナダニ科のケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、コウノホシカダニ(Lardoglyphus konoi)等、サトウダニ科のサトウダニ(Carpoglyphus lactis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、天然林、人工林ならびに都市緑地の樹木を加害するあるいは樹勢を弱らせる害生物を防除するためにも使用できる。以下に、具体的な害生物を示す。
節足動物門昆虫綱のチョウ目としては、例えば、ドクガ科のスギドクガ(Calliteara argentata)、チャドクガ( Euproctis pseudoconspersa)、ヒメシロモンドクガ(Orygia recens approximans)、ドクガ(Euproctis subflava)、マイマイガ(Lymantria dispar)等、カレハガ科のオビカレハ(Malacosoma neustria testacea)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、ツガカレハ(Dendrolimus superans)等、メイガ科のカラマツマダラメイガ(Crytoblabes loxiella)等、ヤガ科のカブラヤガ(Agrotis segetum)等、ハマキガ科のカラマツイトヒキハマキ(Ptycholoma lecheana circumclusana)、クリミガ(Cydia kurokoi)、スギカサガ(Cydia cryptomeriae)等、ヒトリガ科のクワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis )、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等、モグリチビガ科のシイモグリチビガ(Stigmella castanopsiella)等、イラガ科のヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contracus)、テングイラガ(Microleon longipalpis )等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
コウチュウ目としては、例えば、コガネムシ科のヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)等、タマムシ科のケヤキナガタマムシ(Agrilus spinipennis)等、カミキリムシ科のマツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)等、ハムシ科のスギハムシ(Basilepta pallidula)等、ゾウムシ科のサビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、マツノシラホシゾウムシ(Shirahoshizo insidiosus)等、オサゾウムシ科のオオゾウムシ(Sipalinus gigas)等、キクイムシ科のマツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、イタヤノキクイムシ(Indocryphalus aceris)等、ナガシンクイムシ科のコナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
カメムシ目としては、例えば、アブラムシ科のトドマツオオアブラムシ(Cinara todocola)等、カサアブラムシ科のエゾマツカサアブラ(Adelges japonicus)等、マルカイガラムシ科のスギマルカイガラムシ(Aspidiotus cryptomeriae)等、カタカイガラムシ科のツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハチ目としては、例えば、ハバチ科のカラマツアカハバチ(Pachynematus itoi)等、マツハバチ科のマツノキハバチ(Neodiprion sertifer)等、タマバチ科のクリタマバチ(Dryocosmus kuriohilus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ハエ目としては、例えば、ガガンボ科のキリウジガガンボ(Tipula aino)等、ハナバエ科のカラマツタネバエ(Strobilomyia laricicola)等、タマバエ科のスギタマバエ(Contarinia inouyei)、マツシントメタマバエ(Contarinia matsusintome)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門クモ綱のダニ目としては、例えば、スギノハダニ(Oligonichus hondoensis)、トドマツノハダニ(Oligonichus ununguis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
線形動物門幻器綱ティレンクス目としては、例えば、パラシタフェレンクス科のマツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等が挙げられる。
真菌門、変形菌門、細菌門、放線菌門等の真菌類ならびに細菌類としては、例えば、アカシア類のさめ肌胴枯病(Botryosphaeria sp.)、炭疽病(Glomerella cingulata)、あじさいの輪紋病(Phoma exigua)、斑点病(Phyllosticta hydrangeae)、褐斑病(Corynespora cassiicola)、葉腐病(Rhizoctonia solani)、うどんこ病(Oidium sp.)、炭疽病(Glomerella cingulata)、輪斑病(Cercospora hydorangeae)、いちょうのすす斑病(Gonatobotryum apiculatum)、赤衣病(Erythricium salmonicolor)、かいどうの赤星病(Gymnosporangium yamadae)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、かえで類の黒紋病(Rhytisma acerinum)、環紋葉枯病(Cristulariella moricola)、胴枯病(Diaporthe sp.)、すすかび斑点病(Cercospora sp.)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、赤衣病(Erythricium salmonicolor)、うどんこ病(Uncinula sp.、Sawadaea sp.、Oidium sp.)、かし類の白斑病(Phomatospora albomaculans)、うどんこ病(Uncinula sp.、Microsphaera alphitoides、Erysiphe gracilis)、からまつのならたけ病(Armillaria mellea)、腐心病(Phaeolus schweinitzii)、かんば類の褐斑病(Septoria chinensis)、胴枯病(Diaporthe melanocarpa、Diaporthe alleghaniensis)、くすのきの炭疽病(Glomerella cingulata)、くちなしのすすかび病(Passalora okinawaensis)、斑点病(Phaeosphaerella gardeniae)、けやきの褐斑病(Pseudocercospora zelkovae)、ならたけ病(Armillaria mellea )、こぶしの裏うどんこ病(Phyllactinia magnoliae)、斑点病(Phyllosticta concentrica)、さくら類のがんしゅ病(Nectria galligena)、根頭がんしゅ病(Agrobacterium tumefaciens)、うどんこ病(Podosphaera longiseta、Podosphaera tridactyla)、てんぐ巣病(Taphrina wiesneri)、幼果菌核病(Monilinia kasanoi)、ならたけ病(Armillaria mellea)、胴枯病(Valsa ambiens)、ざくろのそうか病(Sphaceloma punicae)、さるすべりのうどんこ病(Uncinuliella australiana)、褐斑病(Pseudocercospora lythracearum)、環紋葉枯病(Cristulariella moricola)、さんざし類のすすかび病(Pseudocercospora crataegi)、しいのき類の白斑病(Bagcheea albo−maculans)、葉ぶくれ病(Taphrina kusanoi)、しゃくなげ類の炭疽病(Colletotrichum gloeosporioides)、葉斑病(Pseudocercospora handelii)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、すぎの枝枯菌核病(Sclerotium sp.)、赤枯病(Cercospora sequoiae)、微粒菌核病(Macrophoma phaseolina)、そてつの赤葉枯病(Ascochyta sp.)、つつじ類のうどんこ病(Microsphaera izuensis)、褐斑病(Septoria azaleae)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、苗立枯病(Rhizoctonia solani)、葉斑病(Pseudocercospora handelii)、斑点病(Phyllosticta maxima)、花腐菌核病(Ovulinia azaleae)、てんぐ巣病(Exobasidium pentasporium)、つばきの根腐疫病(Phytophthora cinnamomi)、炭疽病(Glomerella cingulata)、ニセアカシアのならたけ病(Armillariella mellea)、バラのうどんこ病(Sphaerotheca pannosa、Oidium sp.)、べと病(Peronospora sparsa)、斑点病(Cercospora rosicola、Mycosphaerella rosicola)、疫病(Phytophthora megasperma)、黒星病(Marssonina rosae、Diplocarpon rosae)、腐らん病(Cryptosporella umbrina)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、ひのきのならたけ病(Armillariella mellea)、ペスタロチア病(Pestalotiopsis sp.)、ふじのこぶ病(Erwinia herbicola pv. millettiae)、ポインセチアの根腐病(Rythium sp.)、ぼたんの疫病(Phytophthora cactorum)、うどんこ病(Erysiphe paeoniae)、芽枯病(Alternaria sp.)、炭疽病(Gloeosporium sp.)、褐斑病(Pseudocercospora variicolor)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、立枯病(Botrytis paeoniae)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、まさきのうどんこ病(Oidium euonymi−japonici)、褐斑病(Pseudocercospora destructiva)、まつ類のこぶ病(Cronartium quercuum)、苗立枯病(Rhizoctonia solani, Fusarium sp., Pythium sp,, )、葉枯病(Pseudocercospora pini−densiflorae)、マテバシイの裏黒点病(Coccoidea querricola)、みずき類のうどんこ病(Microsphaera pulchra)、斑点病(Pseudocercospora cornicola)、やなぎ類のマルゾニナ落葉病(Marssonina brunnea)、ユーカリ類の角斑病(Cercospora epicoccoides)、ゆきやなぎのすすかび病(Pseudocercospora spiraeicola)、うどんこ病(Sphaerotheca spiraeae)、ライラックのうどんこ病(Microsphaera syringae−japonicae)、枝枯菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)等を引き起こす真菌類及び細菌類が挙げられる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、脊椎動物特に温血脊椎動物である牛、羊、山羊、馬、豚、家禽、犬、猫、魚等の家畜やペットに内的にあるいは外的に寄生する節足動物類、線虫類、吸虫類、条虫類、原生動物類、菌類の予防・治療あるいは防除のためにも使用できる。また、人間および家畜・ペットの体表あるいは体内に有害生物が寄生することにより引き起こされる皮膚や消化系や呼吸器系などの器官の病気の発生や蔓延を、予防・治療するためにも使用できる。対象とする動物種として上記の他、マウス、ラット、ハムスター、リス等の齧歯類、フェレット等の食肉目、アヒル、ハト等のトリ類のペットや実験動物等も含まれる。以下に、具体的な害生物を示す。
節足動物門昆虫綱のハエ目としては、例えば、アブ科のヤマトアブ(Tabanus rufidens)、アカウシアブ(Tabanus chrysurus)等、イエバエ科のクロイエバエ(Musca bezzii)、イエバエ(Musca domestica)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)等、ウマバエ科のウマバエ(Gasterophilus intestinalis)等、ウシバエ科のウシバエ(Hypoderma bovis)等、ヒツジバエ科のヒツジバエ(Oestrus ovis)等、クロバエ科のクロバエ(Aldrichina grahami)等、ノミバエ科のオオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等、ツヤホソバエ科のヒトテンツヤホソバエ(Sepsis punctum)等、チョウバエ科のオオチョウバエ(Telmatoscopus albipunctatus)、ホシチョウバエ(Psychoda alternata)等、カ科のチカイエカ(Culex pipiens molestus)、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、コガタアカイエカ(Culex pipiens triaeniorhynchus summorosus)、ヒトスジシマカ(Ades albopictus)等、ブユ科のツメトゲブユ(Simulium iwatense)、キアシオオブユ(Prosimulium yezoense)等、ヌカカ科のウシヌカカ(Culicoides schulzei)、ニワトリヌカカ(Culicoides arakawae)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ノミ目としては、例えば、ヒトノミ科のネコノミ(Pulex irritans)、イヌノミ等(Ctenocephalides canis)の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
シラミ目としては、例えば、カイジュウジラミ科のブタジラミ(Haematopinidae suis)、ウシジラミ(Haematopinidae eurysternus)等、ケモノハジラミ科のウマハジラミ(Damalinia bovis)等、ケモノホソジラミ科のウシホソジラミ(Linognathus vituli)等、タンカクハジラミ科のニワトリハジラミ(Menopon gallinae)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門クモ綱のダニ目としては、例えば、ヘギイタダニ科のミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)、マダニ科のフタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、タカサゴキララマダニ(Amblyomma testudinarium)等、オオサシダニ科のトリサシダニ(Ornithonyssus sylvialum)等、ワクモ科のワクモ(Dermanyssus gallinae)等、ニキビダニ科のブタニキビダニ(Demodex phylloides)等、ヒゼンダニ科のウシセンコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei bovis)、トリアシヒゼンダニ(Knemidocoptes mutans)等、キュウセンダニ科のミミヒゼンダニ(Otodectes cynotis)、ウシキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes communis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
線形動物門双線綱の円虫目としては、例えば、牛鉤虫、豚腎虫、豚肺虫、毛様線虫、牛腸結節虫等が挙げられる。
回虫目としては、例えば、豚回虫、鶏回虫等が挙げられる。
扁形動物門吸虫綱としては、例えば、日本住血吸虫、肝テツ、鹿双口吸虫、ウエステルマン肺吸虫、日本鶏卵吸虫等が挙げられる。
条虫綱としては、例えば、葉状条虫、拡張条虫、ベネデン条虫、方形条虫、刺溝条虫、有輪条虫等が挙げられる。
原生動物門鞭毛虫綱の根鞭毛虫目としては、例えば、Histomonas等、原鞭毛虫目例えば、Leishmania、Trypanosoma等、多鞭毛虫目例えば、Giardia等トリコモナス目例えば、Trichomonas等が挙げられる。
肉質綱のアメーバ目としては、例えば、Entamoeba等が挙げられる。
胞子虫綱のピロプラズマ亜綱としては、例えば、Theilaria、Babesia等、晩生胞子虫亜綱としては、例えば、Eimeria、Plasmodium、Toxoplasma等が挙げられる。
真菌類及び細菌類としては、例えば、白癬菌類であるTrichophyton rubrum、Trichophyton mentagrophytes等、カンジタ菌類であるCandida albicans等、アスペルギルス菌類であるAspergillus fumigatus等の真菌類、大腸菌Escherichia coli、緑膿菌Pseudomonas aeruginosaなどのグラム陰性細菌類、黄色ブドウ球菌Staphylococcus aureus等のグラム陽性細菌類等が挙げられる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、人体に直接の危害あるいは不快感を与える害生物を駆除するため、あるいは病原体の運搬や媒介をする害生物やそれらが引き起こす病気に対する公衆衛生状態を維持するためにも使用できる。以下に、具体的な害生物を示す。
節足動物門昆虫綱のチョウ目としては、例えば、ドクガ科のモンシロドクガ(Sphrageidus similis)等、カレハガ科のクヌギカレハ(Kunugia undans)等、イラガ科のアオイラガ(Parasa consocia)等、マダラガ科のタケノホソクロバ(Artona martini)等が挙げられる。
コウチュウ目としては、例えば、カミキリモドキ科のアオカミキリモドキ(Xanthochroa waterhousei)等、ツチハンミョウ科のマメハンミョウ(Epicauta gorhani)等、ハネカクシ科のアオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等が挙げられる。
ハチ目としては、例えば、スズメバチ科のキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)等、アリ科のオオハリアリ(Brachyponera chinensis)等、ベッコウバチ科のキオビベッコウ(Batozonellus annulatus)等が挙げられる。
ハエ目としては、例えば、カ科のオオクロヤブカ(Armigeres subalbatus)等、ヌカカ科のニッポンヌカカ(Culicoides nipponensis)等、ユスリカ科のセスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)等、ブユ科のオオアシマダラブユ(Simulium nikkoense)等、アブ科のアオコアブ(Hirosia humilis)等、イエバエ科のイエバエ(Musca domestica)等、ヒメバエ科のヒメイエバエ(Fannia canicularis)等、クロバエ科のクロキンバエ(Phormia regina)等、ニクバエ科のセンチニクバエ(Sarcophaga peregrina)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ノミ目としては、例えば、ヒトノミ科のヒトノミ(Pulex irritans)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ゴキブリ目としては、例えば、チャバネゴキブリ科のチャバネゴキブリ(Blattella germanica)等、ゴキブリ科のワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
バッタ目(Orthoptera)としては、例えば、コロギス科のマダラカマドウマ(Diestrammena japonica)、カマドウマ(Diestrammena apicalis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
シラミ目としては、例えば、ヒトジラミ科のアタマジラミ(Pediculus humanus humanus)等、ケジラミ科のケジラミ(Phthirius pubis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
カメムシ目としては、例えば、トコジラミ科のトコジラミ(Cimex lectularius)等、サシガメ科のオオトビサシガメ(Isyndus obscurus)の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門側昆虫綱のトビムシ目(Collembola)としては、例えば、ムラサキトビムシ科のムラサキトビムシ(Hypogastrura communis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門クモ綱のダニ目としては、例えば、マダニ科のシュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)等、オオサシダニ科のイエダニ(Ornithonyssus bacoti)等、ツメダニ科のミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)等、シラミダニ科のシラミダニ(Pyemotes ventricosus)等、ニキビダニ科のニキビダニ(Demodex folliculorum)等、チリダニ科のヤケヒョウヒダニ(Dermotophagoides pteronyssinus)等、ヒゼンダニ科のヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等、ツツガムシ科のアカツツガムシ(Trombicula akamushi)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
真正クモ目としては、例えば、フクログモ科のカバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)等、アシダカグモ科のアシダカグモ(Heteropoda venatoria)等、ユウレイグモ科のシモングモ(Spermophora senoculata)、イエユウレイグモ(Pholcus phalangioides)等、ヒラタグモ科のヒラタグモ(Uroctea compactilis)等、ハエトリグモ科のチャスジハエトリ(Plexippus paykulli)、ミスジハエトリ(Plexippus adansoni)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
サソリ目としては、例えば、キョクトウサソリ科のマダラサソリ(Isometrus europaeus)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門唇脚綱のオオムカデ目としては、例えば、オオムカデ科のトビズムカデ(Scolopendra subspinipes mutilans)、アオズムカデ(Scolopendra subspinipes japonica)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
ゲジ目としては、例えば、ゲジ科のゲジ(Thereuronema hilgendofi)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門倍脚綱のオビヤスデ目としては、例えば、ヤケヤスデ科のヤケヤスデ(Oxidus gracilis)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
節足動物門甲殻綱の等脚目としては、例えば、ワラジムシ科のワラジムシ(Porcellio scaber)等の成虫、幼虫及び卵が挙げられる。
環形動物門蛭綱の顎蛭目としては、例えば、ヤマビル科のヤマビル(Haemadipsa zeylanica japonica)等が挙げられる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、農作物や天然林、人工林ならびに都市緑地の樹木や鑑賞用植物に損害を与える節足動物類、腹足類、線虫類、菌類などの有害生物を防除あるいは予防すること、温血動物に危害を加える又は寄生する節足動物類、腹足類、線虫類、吸虫類、条虫類、原生動物、菌類などの有害生物を予防・治療あるいは防除することに特に価値がある。このような場面では、本発明の有害生物防除剤組成物は、それらの商業上有用な製剤およびそれらの製剤によって調製された使用形態で、他の活性化合物、例えば殺菌剤、共力剤、植物調整剤、毒餌、医薬品または除草剤との混合剤として、存在することもできる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、そのまま、あるいは一般に農薬として取りうる形態、例えば水和剤、顆粒水和剤、ドライフロアブル剤、水溶剤、乳剤、液剤、油剤、水性懸濁剤・水性乳濁剤等のフロアブル剤、カプセル剤、粉剤、粒剤、細粒剤、ベイト、錠剤、噴霧剤、煙霧剤、エアゾール剤等の剤型で使用することができる。これらの剤型の調製には、農園芸用薬剤の技術分野において公知の調製方法を用いることができる。これらの製剤中には有効成分化合物が合計量で通常0.1〜99.9質量%、好ましくは0.2〜80質量%含有される。また、これらの剤型とするためには、適宜、農園芸用薬剤の技術分野において、従来から使用されている各種の農薬補助剤を使用することができる。このような農薬補助剤は、例えば、農園芸用薬剤の効果の向上、安定化、分散性の向上等の目的で使用することができる。農薬補助剤としては、例えば、坦体(希釈剤)や、展着剤、乳化剤、湿展剤、分散剤、崩壊剤等が挙げられる。
液体坦体としては、水や、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、メタノール、ブタノール、グリコール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、メチルナフタレン、シクロヘキサン、動植物油、脂肪酸等を挙げることができる。また、固体坦体としては、クレーや、カオリン、タルク、珪藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリナイト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ、鋸屑、ニトロセルロース、デンプン、アラビアゴム等を用いることができる。
乳化剤や、分散剤としては、通常の界面活性剤を使用することが出来、例えば、高級アルコール硫酸ナトリウムや、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ラウリルベタイン等の陰イオン系界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両イオン系界面活性剤等を用いることが出来る。
また、展着剤、ジアルキルスルホサクシネート等の湿展剤、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等の固着剤、リグニンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等の崩壊剤等を用いることが出来る。
節足動物類、腹足類、線虫類、病原菌類などの有害生物を防除するには、有害生物防除剤組成物を、通常これらの有害生物による被害が発生している場所、ないしは被害が発生する可能性がある場所に対して、植物の茎葉部に散布する他に、土壌全層混和、作条施用、側条施用、床土混和、セル苗処理、植え穴処理、株元処理、トップドレス、イネの箱処理、水面施用等、土壌等に処理して根から吸収させて使用することもできる。また、種子の薬剤への浸漬、種子粉衣、カルパー処理等の種子処理、養液(水耕)栽培における養液への施用、くん煙あるいは樹幹注入等による使用もできる。
使用する場合、有害生物の種類や発生量および対象とする作物・樹木の種類や栽培形態・生育状態により異なるが、一般に1000m2当たり有効成分の合計量で0.1〜1000g、好ましくは1〜100gを施用する。これを処理するには、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、乳剤、液剤、水性懸濁剤・水性乳濁剤等のフロアブル剤、カプセル剤等では水で希釈し、対象とする植物の種類や栽培形態・生育状態により異なるが、一般に1000m2当たり10〜1000リットルの施用量で作物等に散布すればよい。また、粉剤、噴霧剤またはエアゾール剤では、その製剤の状態で作物等に処理すればよい。
対象とする有害生物が主として土壌中で植物を加害する場合や、薬剤を根部から吸収させて対象とする有害生物を防除する場合の施用方法としては、例えば、製剤を水に希釈しまたは希釈せずに植物体の株元または育苗用苗床等に施用する方法、粒剤を植物体の株元または育苗のための苗床等に散布する方法、播種前または移植前に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布し土壌全体と混和する方法、播種前または植物体を植える前に植え穴、作条等に粉剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤等を散布する方法等が挙げられる。水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、乳剤、液剤、水性懸濁剤・水性乳濁剤等のフロアブル剤、カプセル剤等では水で希釈し、一般に1000m2当たり5〜500リットルの施用量で、処理する区域全体に均等となるように土壌表面に散布あるいは土壌中に灌注すればよい。粉剤、粒剤またはベイト等ではその製剤の状態で、処理する区域全体に均等となるように土壌表面に散布すればよい。散布あるいは灌注は、加害から保護したい種子または作物・樹木の周囲にしてもよい。また、散布中または散布後に耕耘し、有効成分を機械的に分散させることもできる。土壌への処理をする場合、害生物の種類や発生量および対象とする作物・樹木の種類や栽培形態・生育状態あるいは土壌種により異なるが、一般に1000m2当たり有効成分の合計量で0.1〜1000g、好ましくは1〜500gを施用する。
水稲の育苗箱への施用方法としては、剤型は、播種時施用、緑化期施用、移植時施用などの施用時期により異なる場合もあるが、例えば、粉剤、粒剤、細粒剤等はそのままで、水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、乳剤、液剤、水性懸濁剤・水性乳濁剤等のフロアブル剤、カプセル剤等では水で希釈して施用すれば良い。培土との混和によっても施用することができ、培土と粉剤または粒剤等との混和、例えば、床土混和、覆土混和、培土全体への混和等することができる。また、単に、培土と各種製剤を交互に層状にして施用しても良い。
水田への施用方法としては、ジャンボ剤、パック剤、粒剤、顆粒水和剤等の固形製剤、フロアブル、乳剤等の液体状製剤を、通常は、湛水状態の水田に散布する。その他、田植え時には、適当な製剤をそのまま、または肥料等に混和して土壌に散布、注入することもできる。また、水口や灌漑装置等の水田への水の流入元に水和剤、乳剤、フロアブル等の薬液を利用することにより、水の供給に伴い省力的に施用することもできる。
種子処理の方法としては、例えば、液状または固体状の製剤を希釈または希釈せずして液体状態にて種子を浸漬して薬剤を付着・浸透させる方法、固形製剤または液状製剤を種子と混和、粉衣処理して種子の表面に付着させる方法、樹脂、ポリマー等の付着性の担体と混和して種子にコーティングする方法、植え付けと同時に種子付近に散布する方法等が挙げられる。当該種子処理を行う「種子」とは、植物の繁殖に用いられる栽培初期の植物体を意味し、例えば、種子の他、球根、塊茎、種芋、株芽、むかご、鱗茎または挿し木栽培用の栄養繁殖用の植物体を挙げることができる。また、施用する場合の植物の「土壌」または「栽培担体」とは、作物を栽培するための支持体、特に根を生えさせる支持体を示すものであり、材質は特に制限されないが、植物が生育しうる材質であれば良く、いわゆる土壌、育苗マット、水等であっても良く、具体的な素材としては例えば、砂、軽石、バーミキュライト、珪藻土、寒天、ゲル状物質、高分子物質、ロックウール、グラスウール、木材チップ、バーク等が挙げられる。使用する場合、種子1キログラムあたり有効成分の合計量で0.001〜50g、好ましくは0.01〜10gを施用する。
移植を行う栽培植物の播種、育苗期の処理としては、種子への直接処理の他、育苗用苗床への、液状とした薬剤の潅注処理または粒剤の散布処理が好ましい。また、定植時に粒剤を植え穴に処理したり、移植場所近辺の栽培担体に混和することも好ましい処理である。
本発明の有害生物防除剤組成物は、木材(立木、倒木、加工木材、貯蔵木材または構造木材)を、シロアリ類またはコウチュウ類等の加害から保護するのにも価値がある。このような場面では、木材あるいはその周囲の土壌等に対して油剤、乳剤、水和剤、ゾル剤の散布・注入・灌注・塗布、粉剤、粒剤等の散布等の方法で防除することができる。また、本場面で使用される油剤、乳剤、水和剤、粉剤等は、他の活性化合物、例えば殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、忌避剤または共力剤との混合剤として存在することもでき、これらの製剤中には有効成分化合物が合計量で0.0001〜95質量%、好ましくは油剤、粉剤や粒剤では0.005〜10質量%、乳剤や水和剤およびゾル剤では0.01〜50質量%含有しうる。シロアリ類またはコウチュウ類等を防除する場合は、1m2当たり有効成分化合物量にして0.01〜100gを土壌あるいは木材表面に散布する。
本発明の有害生物防除剤組成物は、穀類、果実、木の実、香辛料およびタバコ等の製品をそのままの状態、粉末化した状態あるいは製品中に混入した状態で貯蔵する際に、チョウ目類、コウチュウ類およびダニ類の加害から保護することに利用できる。また、動物製品(皮、毛、羊毛および羽毛等)や植物製品(綿、紙等)を天然あるいは転化した状態で貯蔵する際にもチョウ目類、コウチュウ類、シミ類やゴキブリ類の攻撃から保護でき、更に肉や魚等の食品等を貯蔵する際のチョウ目類、コウチュウ類、ハエ類やダニ類の攻撃から保護できる。このような場面では、油剤、乳剤、水和剤、粉剤等の散布、樹脂蒸散剤等の設置、燻煙剤や煙霧剤の処理、顆粒、錠剤および毒餌の設置、エアロゾールの噴霧等の方法で防除することができる。また、これらの製剤は、他の活性化合物、例えば殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、忌避剤または共力剤との混合剤として存在することもでき、これらの製剤中には有効成分化合物が合計量で0.0001〜95質量%含有されうる。
本発明の有害生物防除剤組成物は、人間および家畜・ペットの体表に寄生して皮膚の摂食または吸血等の直接の危害を与える節足動物類、人間および家畜・ペットの体表あるいは体内に寄生して皮膚や消化系や呼吸器系などの器官の病気を発生あるいは蔓延させる節足動物類、線虫類、吸虫類、条虫類、原生動物類や菌類、またそのような病気の媒介者である節足動物類や人間に不快感を与える節足動物類の駆除あるいは予防・治療に価値がある。このような場面では、本発明の有害生物防除剤組成物を少量食事または飼料等に混入する、あるいは適切な経口摂取可能な調合薬剤組成物等、例えば薬剤上許容しうる担体やコーティング物質を含む錠剤、丸剤、カプセル剤、ペースト、ゲル、飲料、薬用飼料、薬用飲料水、薬用追餌、除放性大粒丸薬、その他胃腸管内に保留されるようにした除放性デバイス等として経口投与する、あるいはスプレー、粉末、グリース、クリーム、軟膏、乳剤、ローション、スポットオン、ポアオン、シャンプー等として経皮投与することができる。この様な方法で効果を達成するためには、一般に有効成分化合物を合計量で0.0001〜0.1質量%、好ましくは0.001〜0.01質量%含有させる。なお、経皮投与や局所投与の方法として、局部的または全身的に節足動物を防除するように動物に取り付けたデバイス(例えば首輪、メダリオンやイヤータッグ等)を利用することもできる。
以下に、本発明の有害生物防除剤組成物を、家畜やペット等の動物あるいは人間に対する駆虫剤、予防剤、治療剤として使用する場合の具体的な経口投与方法および経皮投与方法を示すが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
薬用飲料水として経口的に投与する場合、有効成分を、ベントナイトのような懸濁剤あるいは湿潤剤またはその他の賦形剤と共に、適当な非毒性の溶剤または水に溶解又は懸濁、分散させた、溶液、懸濁液または分散液を用いてもよい。一般に飲料はまた消泡剤を含有する。飲料処方は、有効成分化合物を合計で0.01〜1.0質量%、好ましくは0.01〜0.1質量%含有する。
乾燥した個体の単位使用形態で経口的に投与することが望ましい場合は、通常所定量の有効成分を含有するカプセル、丸薬または錠剤を用いる。これらの使用形態は、有効成分を、適当に細粉砕した希釈剤、充填剤、崩壊剤および/または結合剤、例えばデンプン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物性ゴム等と均質に混和することによって製造される。このような単位使用処方は、治療される宿主動物の種類、感染の程度および寄生虫の種類および宿主の体重によって有効成分の含量を広く変化させることができる。
動物飼料によって投与する場合は、本発明の有害生物防除剤組成物を飼料に均質に分散させるか、トップドレッシングとして使用するかペレットの形態として使用できる。望ましい抗寄生虫効果を達成するためには、最終飼料中に有効成分化合物を合計で0.0001〜0.05質量%、好ましくは0.0005〜0.01質量%含有させる。
液体担体賦形剤に有効成分を溶解あるいは分散させたものは、前胃内、筋肉内、気管内または皮下注射によって非経口的に動物に投与できる。非経口投与のために、有効成分化合物を、好適には落花生油、綿実油のような適当な植物油と混合する。このような処方は、一般に有効成分化合物を合計で0.05〜50質量%、好ましくは0.1〜5.0質量%含有する。
また、有効成分をジメチルスルホキシドあるいは炭化水素溶剤のような適当な担体と混合した製剤を、スプレーまたは直接的注加によって動物の外部表面に直接適用し得る。
また、本発明の有害生物防除剤組成物は、直接の危害を与える節足動物類あるいは病気の媒介者である節足動物類等の駆虫剤として、それらの害生物が潜在しうる周囲の環境に対して、油剤、乳剤、水和剤等の散布・注入・灌注・塗布、粉剤等の散布、薫蒸剤、蚊取線香・自己燃焼型燻煙剤・化学反応型煙霧剤等の加熱煙霧剤、フォッギング等の燻煙剤、ULV剤等の処理、顆粒、錠剤および毒餌の設置、またはフローティング粉剤、粒剤等の水路、井戸、貯水池、貯水槽およびその他の流水もしくは停留水中へ滴下しての添加等の方法で利用することもできる。更に、農業、森林害虫でもあるドクガ類等に対しては、前記した方法と同様に防除することが可能であり、またハエ類等に対しては家畜の飼料中に混入して糞に混じるようにする方法、カ類等に対しては電気蚊取器等で空中へ揮散させる方法等も有効である。なお、これらの使用形態である製剤は、他の活性化合物、例えば殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、忌避剤または共力剤との混合剤として存在することもでき、これらの製剤中には有効成分化合物が合計量で0.0001〜95質量%含有される。
[製剤例]
以下に実施例を説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
製剤例1
化合物No.1(10部)とフェニトロチオン(5部)、キシレン(55部)、N−メチル−2−ピロリドン(20部)及びソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の混合物、東邦化学工業株式会社、商品名)(10部)を均一に混合溶解して、乳剤を得た。
製剤例2
化合物No.2(10部)とエトフェンプロックス(2部)、ニップシールNS−K(ホワイトカーボン、東ソー・シリカ株式会社、商品名)(20部)、カオリンクレー(カオリナイト、竹原化学工業株式会社、商品名)(58部)、サンエキスP−252(リグニンスルホン酸ナトリウム、日本製紙ケミカル株式会社、商品名)(5部)及びルノックスP―65L(アルキルアリルスルホン酸塩、東邦化学工業株式会社、商品名)(5部)をエアーミルにて均一に混合粉砕して、水和剤を得た。
製剤例3
化合物No.7(20部)とアラニカルブ(10部)、ニップシールNS−K(ホワイトカーボン、東ソー・シリカ株式会社、商品名)(60部)、ルノックス1000C(ナフタレンスルホン酸塩縮合物、東邦化学工業株式会社、商品名)(5部)及びソルポール5276(非イオン性界面活性剤、東邦化学工業株式会社、商品名)(5部)をエアーミルにて均一に混合粉砕して、水和剤を得た。
製剤例4
予め混合しておいたプロピレングリコール(5部)、ソルポール7933(アニオン性界面活性剤、東邦化学工業株式会社、商品名)(5部)、水(55部)に、化合物No.1(10部)とブプロフェジン(5部)を分散させ、スラリー状混合物とし、次にこのスラリー状混合物を、ダイノミル(シンマルエンタープライゼス社)で湿式粉砕した後、予めキサンタンガム(0.2部)を水(19.8部)によく混合分散させたものを添加し、フロアブル剤を得た。
製剤例5
化合物No.2(10部)とテトラジホン(4部)、ニューカルゲンFS−26(ジオクチルスルホサクシネートとポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルの混合物、竹本油脂株式会社、商品名)(5部)、プロピレングリコール(8部)、水(56部)を予め混合しておき、このスラリー状混合物を、ダイノミル(シンマルエンタープライゼス社)で湿式粉砕した。次にキサンタンガム(0.2部)を水(16.8部)によく混合分散させゲル状物を作成し、粉砕したスラリーと十分に混合して、フロアブル剤を得た。
[有害生物防除試験例]
以下に有害生物防除の実施例を説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
本発明の有害生物防除剤組成物の有効成分である2−アミノニコチン酸エステル誘導体(以下の表中化合物A)と、それ以外の防虫活性を有する化合物(以下の表中化合物B)をそれぞれアセトンかジメチルスルホキシドで溶解した後、水で希釈し、あるいは水で溶解させ、表中の濃度になるように化合物Aと化合物Bとを混合した薬液を調製した。
なお、表中の化合物Aは表1の化合物を表す。また、表中の「−」は該当する薬剤を供試しなかったことを表す。
試験例1:はくさいのコナガに対する殺虫効果試験
はくさいの種をジフィーポットに播種した後3週間育苗した。前述した方法で所定濃度に調製した薬液をこのポット植え植物の葉部に、エアーブラシを用いて十分散布した。薬液を風乾燥した後、コナガの幼虫を10頭接種し、25℃の恒温室内に保持し、放虫5日後に幼虫の生死及び苦悶を調査し、苦悶虫を死として殺虫率(%)を求めた。なお、試験は各区1苗を供試して実施した。
得られた殺虫率を用いて、下記コルビーの式(Calculating Synergistic And Antagonistic Responses Of Herbicide Combination, Weed 15,pp20−22, 1967)に基づき、相乗効果の有無を検定した。
E=A+B−A×B/100
ここで、Eは殺虫率の期待値、Aは化合物A単独処理の殺虫率、Bは化合物B単独処理の殺虫率を表す。
実際の実験で得られた殺虫率(実験値)が、コルビー式で算出された殺虫率の期待値(E)よりも高い場合に本発明の有害生物防除剤組成物は有害生物の防除に関して相乗効果を有することとなる。結果を表2に示す。
表2
Figure 2016199527
表2の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた殺虫率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例2:キャベツのハスモンヨトウに対する殺虫効果試験
前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、播種後4週間育苗したポット植えのキャベツ苗の葉茎部に、エアーブラシを用いて十分散布した。散布液を風乾させた後、葉を切り取り、径9cm、高さ5cmの樹脂製カップにハスモンヨトウ3令幼虫5頭とともに入れ、25℃の恒温室内に保持した。放虫4日後に幼虫の生死及び苦悶を調査し、苦悶虫を死として殺虫率(%)を求めた。なお、試験は各区2苗を供試して、また検定は区当たり20頭を供試して実施した(1区5頭4連制)。
殺虫率(%)=死亡幼虫数/供試幼虫数×100
得られた殺虫率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表3に示す。
表3
Figure 2016199527
表3の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた殺虫率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例3:はくさいのモモアカアブラムシに対する殺虫効果試験
アブラムシ成幼虫が50〜80頭寄生した葉片を、播種約1ケ月間育苗したポット植えのはくさいの幼苗の葉に接種した。前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、接種翌日にアブラムシが寄生したはくさい苗の葉茎部にエアーブラシを用いて散布処理した。処理した後7日目に、寄生アブラムシ数を調査し、次式に従って、防除率を算出した。なお、試験は各区1苗を供試して実施した。
防除率(%)=(1−A/B×D/C)×100
A:苗当たりの無処理区の散布前アブラムシ成幼虫数
B:苗当たりの処理区の散布前アブラムシ成幼虫数
C:苗当たりの無処理区の散布7日後アブラムシ成幼虫数
D:苗当たりの処理区の散布7日後アブラムシ成幼虫数
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表4に示す。
表4
Figure 2016199527
表4の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例4:きゅうりのワタアブラムシに対する殺虫効果試験
アブラムシ成幼虫が50〜80頭寄生した葉片を、播種約1.5ケ月間育苗したポット植えのきゅうり苗の葉に接種した。前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、接種翌日にアブラムシが寄生したきゅうり苗の葉茎部にエアーブラシを用いて散布処理した。処理した後7日目に、寄生アブラムシ数を調査し、次式に従って、防除率を算出した。なお、試験は各区1苗を供試して実施した。
防除率(%)=(1−A/B×D/C)×100
A:苗当たりの無処理区の散布前アブラムシ成幼虫数
B:苗当たりの処理区の散布前アブラムシ成幼虫数
C:苗当たりの無処理区の散布7日後アブラムシ成幼虫数
D:苗当たりの処理区の散布7日後アブラムシ成幼虫数
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表5に示す。
表5
Figure 2016199527
表5の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例5:なすのタバココナジラミに対する殺虫効果試験
播種約2ケ月間育苗したポット植えのなすの幼苗を、タバココナジラミが発生した温室内に置き、タバココナジラミに産卵させた。葉に産み付けられた卵数を調査した後に、前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、なす苗の葉茎部にエアーブラシを用いて散布処理した。処理した後14日目に、生存していたタバココナジラミ幼虫数を調査し、次式に従って、防除率を算出した。なお、試験は各区3苗を供試して実施した。
防除率(%)=(1−A/B×D/C)×100
A:苗当たりの無処理区の散布前タバココナジラミ卵数
B:苗当たりの処理区の散布前タバココナジラミ幼虫数
C:苗当たりの無処理区の散布14日後タバココナジラミ卵数
D:苗当たりの処理区の散布14日後タバココナジラミ幼虫数
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表6に示す。
表6
Figure 2016199527
表6の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例6:ミナミキイロアザミウマに対する殺虫効果試験
水を入れた430ml容量のポリエチレンカップに、中央に穴(径約5mm)を開けた蓋をした。径6.5cmの円形の濾紙に幅1cm程度の切れ込みを入れ、下方に垂らした短冊状の部分を蓋の穴からカップ内の水に浸るように差し込み、その濾紙の上に脱脂綿をのせた。このようにして、カップ内の水が常時補給される状態にした脱脂綿上にいんげん初生葉から作成したリーフ・ディスク(2cm×5cm)を2枚のせ、その1リーフ・ディスクあたりにミナミキイロアザミウマ成虫を5頭接種し、産卵させた。前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、エアーブラシを用いて1カップ当り2ml散布した。散布後は25℃の恒温室内に保持した。処理8日後にビノキュラーの下で孵化幼虫数を調査した。次式に従って、防除率(%)を算出した。なお、試験は各区1カップを供試して実施した。
防除率(%)=(1−処理区の孵化幼虫数/無処理区の孵化幼虫数)×100
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表7に示す。
表7
Figure 2016199527
表7の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例7:ミカンキイロアザミウマに対する殺虫効果試験
水を入れた430ml容量のポリエチレンカップに、中央に穴(径約5mm)を開けた蓋をした。径6.5cmの円形の濾紙に幅1cm程度の切れ込みを入れ、下方に垂らした短冊状の部分を蓋の穴からカップ内の水に浸るように差し込み、その濾紙の上に脱脂綿をのせた。このようにして、カップ内の水が常時補給される状態にした脱脂綿上にいんげん初生葉から作成したリーフ・ディスク(2cm×5cm)を2枚のせ、その1リーフ・ディスクあたりにミカンキイロアザミウマ成虫を5頭接種し、産卵させた。前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、エアーブラシを用いて1カップ当り2ml散布した。散布後は25℃の恒温室内に保持した。処理8日後にビノキュラーの下で孵化幼虫数を調査した。次式に従って、防除率(%)を算出した。なお、試験は各区1カップを供試して実施した。
防除率(%)=(1−処理区の孵化幼虫数/無処理区の孵化幼虫数)×100
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表8に示す。
表8
Figure 2016199527
表8の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例8:えんどうのナモグリバエに対する殺虫効果試験
播種3週間育苗したポット植えのえんどう苗の葉茎部に、前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、エアーブラシを用いて散布処理した。散布液を風乾させた後、ナモグリバエが発生している温室内に保持し、ナモグリバエに産卵させた。処理した後7日目に、ナモグリバエの穿孔数を穿孔の大きさ別(小、中、大)に調査し、次式に従って、防除率を算出した。なお、試験は各区3苗を供試して実施した。
防除率(%)=(1−A/B×D/C)×100
A:苗当たりの無処理区のナモグリバエ幼虫による全穿孔数(小穿孔数+中穿孔数+大穿孔数)
B:苗当たりの処理区のナモグリバエ幼虫による全穿孔数(小穿孔数+中穿孔数+大穿孔数)
C:苗当たりの無処理区のナモグリバエ幼虫による中程度以上の大きさの穿孔数(中穿孔数+大穿孔数)
D:苗当たりの処理区のナモグリバエ幼虫による中程度以上の大きさの穿孔数(中穿孔数+大穿孔数)
得られた防除率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表9に示す。
表9
Figure 2016199527
表9の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例9:ナミハダニに対する殺成虫効果試験
水を入れた430ml容量のポリエチレンカップに、中央に穴(径約5mm)を開けた蓋をした。径6.5cmの円形の濾紙に幅1cm程度の切れ込みを入れ、下方に垂らした短冊状の部分を蓋の穴からカップ内の水に浸るように差し込み、その濾紙の上に脱脂綿をのせた。このようにして、カップ内の水が常時補給される状態にした脱脂綿上にいんげん初生葉から作成したリーフ・ディスク(2cm×5cm)を2枚のせ、その1リーフ・ディスクあたりにナミハダニ雌成虫10頭を接種した。このカップを高さ50cm、10cm径のアクリル製円筒内に置き、前述した方法で所定濃度に調製した薬液をエアーブラシで1カップ当り2ml散布した。散布後は25℃の恒温室内に保持した。処理4日後にビノキュラーの下で成虫の生死及び苦悶を調査し、苦悶虫を死として 殺ダニ率(%)を求めた。なお、試験は各区1カップを供試して実施した。
得られた殺ダニ率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表10に示す。
表10
Figure 2016199527
表10の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた殺ダニ率は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例10:ナミハダニに対する殺卵効果試験
水を入れた430ml容量のポリエチレンカップに、中央に穴(径約5mm)を開けた蓋をした。径6.5cmの円形の濾紙に幅1cm程度の切れ込みを入れ、下方に垂らした短冊状の部分を蓋の穴からカップ内の水に浸るように差し込み、その濾紙の上に脱脂綿をのせた。このようにして、カップ内の水が常時補給される状態にした脱脂綿上にいんげん初生葉から作成したリーフ・ディスク(2cm×5cm)を2枚のせ、その1リーフ・ディスクあたりにナミハダニ雌成虫を5頭接種した。リーフ・ディスクに産み付けられた卵数を調査した後に、前述した方法で所定濃度に調製した薬液を、エアーブラシを用いて1カップ当り2ml散布した。散布後は25℃の恒温室内に保持した。処理8日後にビノキュラーの下で未孵化卵数と孵化幼虫の生死及び苦悶を調査した。次式に従って、殺卵+殺幼虫率(%)を算出した。なお、試験は各区1カップを供試して実施した。
殺卵+殺幼虫率(%)=(未孵化卵数+苦悶幼虫数+死亡幼虫数)/供試卵数×100
得られた殺卵+殺幼虫率を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表11に示す。
表11
Figure 2016199527
表11の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた殺卵+殺幼虫率(%)は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
試験例11:サツマイモネコブセンチュウに対する試験
線虫密度を200頭/土壌20gに調整した供試土壌(川砂と黒土を4:1で混合)200mlをスチロールカップ(直径9cm、高さ6.5cm)に入れ、前述した方法で所定濃度に調製した薬液を50ml灌注した後、トマト種子13粒を播種し温室内で生育させた。播種後14日目に根こぶ程度を5段階(根こぶ無:0、根こぶ程度小:1、根こぶ程度中:2、根こぶ程度多:3、根こぶ程度甚:4)で評価し、次式に従って、ネコブ指数及び防除価を算出した。なお、試験は各区1カップを供試して実施した。
根コブ指数=Σ(根コブ程度×当該株数)/(4×調査株数)
防除価(%)=[1−(処理区の根コブ指数/無処理区の根コブ指数)]×100
得られた防除価を用いて、試験例1に記載したコルビーの式に基づき、相乗効果の有無を検定した。結果を表12に示す。
表12
Figure 2016199527
表12の結果より、本発明の有害生物防除剤組成物を供試した効果試験において、そこから得られた防除価は上記コルビーの式で算出された期待値を上回っており、いずれも相乗効果を示した。
本発明の有害生物防除剤組成物は、農園芸用薬剤として好ましく用いることができる。

Claims (9)

  1. (A) 式[I]
    Figure 2016199527
    (式中、R1は水素原子またはC1〜C4のアルキル基を表し、R2は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基またはC1〜C4のアルコキシ基を表し、Aは窒素原子またはメチン基(CH)を表し、Yは酸素原子、メチレン基(CH2)またはメチレンオキシ基(OCH2)を表す。)で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体およびその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物と、
    (B)アジンホスメチル、アセフェート、クロルピリホス、ダイアジノン、ジクロルボス、ジメトン-Sメチル、ジメトエート、ジメチルビンホス、ジスルフォトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミドホス、メチダチオン、モノクロトホス、ナレド、オキシデプロホス、パラチオン、フェンソエート、ホサロン、ピリミホスメチル、ピリダフェンチオン、プロフェノホス、プロチオホス、プロパホス、ピラクロホス、サリチオン、スルプロホス、チオメトン、テトラクロルビンホス、トリクロルホン、バミドチン、アラニカルブ、ベンダイオカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メソミル、メトルカルブ、ピリミカルブ、プロポクスル、チオジカルブ、アルドリン、クロルデン、DDT、エンドサルファン、リンデン、アクリナトリン、アレスリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シフェノトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルフェンプロックス、フルバリネート、フラメトリン、ハロフェンプロックス、イミプロトリン、ペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、ピレトリン、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、トランスフルスリン、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサム、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、テトラニリプロール、フルベンジアミド、ビストリフロン、クロロフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、ブプロフェジン、シロマジン、クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド、テブフェノジド、ジオフェノラン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、メソプレン、ピリプロキシフェン、アバメクチン、エマメクチンベンゾエート、イベルメクチン、レピメクチン、ミルベメクチン、ネマデクチン、ニッコーマイシン、スピネトラム、スピノサドー、BT剤、アナバシン、アザジラクチン、デグエリン、脂肪酸グリセリド、ヒドロキシプロピルデンプン、大豆レシチン、ニコチン、ノルニコチン、オレイン酸ナトリウム、マシン油、プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、なたね油、ロテノン、アセトプロール、アフィドピロペン、ベンスルタップ、ブロフラニリド、カルタップ、チオシクラム、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、ジクロロメゾチアズ、エチプロール、フィプロニル、フロメトキン、フロニカミド、フルヘキサフォン、フルピラジフロン、ヒドラメチルノン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、メタアルデヒド、硫酸ニコチン、ピメトロジン、プラフルプロール、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリプロール、スピロテトラマト、スルフルラミド、スルホキサフロル、トリフルメゾピリム、トルフェンピラド、トリアザメート、アセキノシル、アミトラズ、アゾシクロチン、ベンゾメート、ビフェナゼート、ビナパクリル、フェニソブロモレート、キノメチオネート、クロフェンテジン、シエノピラフェン、シフルメトフェン、水酸化トリシクロヘキシルスズ、ジコホル、ジエノクロル、ジフロビダジン、エトキサゾール、フェナザフロル、フェナザキン、酸化フェンブタスズ、フェノチオカルブ、フェンピロキシメート、フルアクリピリム、ヘキシチアゾクス、ピリミジフェン、ポリナクチン複合体、プロパルギル、ピフルブミド、ピリダベン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、テブフェンピラド、テトラジホン、リン化アルミニウム、ベンクロトラズ、カズサホス、エトプロホス、フルエンスルフォン、フルオピラム、ホスチアゼート、イミシアホス、塩酸レバミゾール、メスルフェンホス(mesulfenfos)、カーバム、メチルイソシアネート、酒石酸モランテル、オキサミル、チフルザミド、チオキサザフェン、クロロファシノン、クマテトラリル、ダイファシン、モノフルオル酢酸塩、ワルファリンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と、
    を含有する有害生物防除剤組成物。
  2. 前記成分(A)が、R1がH又はCH3であり、R2がH、F、CH3又はOCH3であり、AがCH又はNであり、YがO、OCH2又はCH2である、前記式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体及びその塩から選ばれる少なくとも1種の化合物である、請求項1に記載の有害生物防除剤組成物。
  3. 前記成分(A)が、
    (1)R1がHであり、R2がHであり、AがCHであり、YがOである、
    (2)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがOである、
    (3)R1がCH3であり、R2がFであり、AがCHであり、YがOである、
    (4)R1がCH3であり、R2がCH3であり、AがCHであり、YがOである、
    (5)R1がCH3であり、R2がOCH3であり、AがCHであり、YがOである、
    (6)R1がCH3であり、R2がHであり、AがNであり、YがOである、
    (7)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがOCH2である、又は
    (8)R1がCH3であり、R2がHであり、AがCHであり、YがCH2である、
    前記式[I]で示される2−アミノニコチン酸エステル誘導体である、請求項2に記載の有害生物防除剤組成物。
  4. 前記成分(B)が、アセフェート、クロルピリホス、ダイアジノン、フェニトロチオン、マラチオン、メチダチオン、プロフェノホス、プロチオホス、アラニカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、メソミル、チオジカルブ、シフルトリン、シペルメトリン、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フルシトリネート、ペルメトリン、シラフルオフェン、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアクロプリド、チアメトキサム、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、シクラニリプロール、テトラニリプロール、フルベンジアミド、クロロフルアズロン、ジフルベンズロン、フルフェノクスロン、ルフェヌロン、テフルベンズロン、ブプロフェジン、シロマジン、クロマフェノジド、テブフェノジド、アバメクチン、エマメクチンベンゾエート、レピメクチン、ミルベメクチン、スピネトラム、スピノサドー、BT剤、アザジラクチン、カルタップ、チオシクラム、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、エチプロール、フィプロニル、フロニカミド、フルピラジフロン、インドキサカルブ、メタフルミゾン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、スピロテトラマト、スルホキサフロル、トリフルメゾピリム、アセキノシル、アミトラズ、ビフェナゼート、シエノピラフェン、シフルメトフェン、ジエノクロル、ジフロビダジン、エトキサゾール、酸化フェンブタスズ、ヘキシチアゾクス、プロパルギル、ピフルブミド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、テトラジホン、カズサホス、フルエンスルフォン、ホスチアゼート、イミシアホス、オキサミル及びチオキサザフェンからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物。
  5. 成分(A)と成分(B)との質量比が500:1〜1:500である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物。
  6. 増量剤及び、又は界面活性剤を更に含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物。
  7. 有害生物を防除するための、請求項1〜6のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物の使用。
  8. 有害生物及び/又はそれらの生息環境に請求項1〜6のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物を処理することを特徴とする、有害生物を防除する方法。
  9. 有用作物を生育させようとする場所、あるいは生育させている場所や生育している作物に請求項1〜6のいずれか1項に記載の有害生物防除剤組成物を処理することを特徴とする、有害生物を防除する方法。
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