今年も燈明天南星が咲きました。

Arisaema species
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フデボテンナンショウ節(sect. Anomala)に属する根茎性のテンナンショウで、この仲間では最も流通している種類と言えます。一昨年から、海外のネットオークションや通販サイトでも散見されますが、おそらく出所はみんな一緒で、ベトナムから中国を経由して輸出されるようです。流通量は不安定で、去年は新しい個体は出回らなかったもよう。

Arisaema species
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学名は未だ不確定で混乱しています。
Gusmanのモノグラフの初版ではArisaema species aff. grapsospadixとして掲載されていたとのこと。2006年の改定版ではArisaema calcareumとされていましたが、以前にご紹介した通り、calcareumは否定されて現在に至ります。

もしかすると新たに記載が行われたかも知れませんが情報はありません。

関連記事:「燈明天南星 旧Arisaema calcareum 」2011年3月
http://blogs.yahoo.co.jp/nagaikimuranokame/37171870.html