アクアリウムバスに持って行きます・・・その6。

アリサエマ・フィンブリアタムのタイ南西部亜種、バケリアナム(Arisaema fimbriatum subsp. bakerianum)の根塊です。
ミナミマムシグサ節(sect. Attenuata)に属する南方系のテンナンショウですが、冬季は地上部を枯らして越冬するため、加温設備なしでも栽培できます。越冬根塊は水を含ませたミズゴケなどに包み適湿を保てば部屋の中で保管可能。
この仲間はお目覚めが遅く、fimbriatumは5月半ばくらいから芽が出ます。

テンナンショウは小さな根塊から開花する種類も多いのですが、fimbriatumは花付きが非常に悪く、かなり根塊が大きくならないと咲きません。大きい方で1~3作開花見込み、小さい方で2~4作開花見込みです。
Arisaema fimbriatum subsp. bakerianum
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垂れ下がり枝打ちする付属体は奇草の極み!
種としてのfimbriatumはタイ南西部からマレー半島に分布し、亜種bakerianum
はタイ南西部一部地域の個体群です。
Arisaema fimbriatum subsp. bakerianum
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