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2008.03.01
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カテゴリ:植物放浪

ヒメジャモントウMyrialepis paradoxa
ヤシ科(Palmae)
ミリアレピス属(Myrialepis)

 加工されている籐製品の籐とはヤシであるということがわかってびっくりした。材が工芸的に利用されているのはヤシ科トウ類11属の中の80種。トウ類はマレーシア熱帯地域では「ロタン」と言われてつる性である。家具の原料となる籐の多くはトウ属(Calamus)の茎を利用する。今年のシンガポール植物園訪問の最大の目的はこのつる性のヤシを見ることだった。 
 ヒメジャモントウの属名Myrialepisはギリシア語のmyrios(「無数の」の意)とlepis(「鱗片」の意)に由来する。果実に鱗片があったり、葉裏にふけ状鱗片があることからついたのだろうか。種名paradoxaの意味は「奇異な、珍しい」である。植物園の樹木札には学名といっしょに「Rotan Kertong」とも書いてあった。幹は高さ15~20メートル、径5~6センチ。

ヒメジャモントウ

 伸びている様子をとらえたくて上を向いて撮影したもの。ピントが上手く合わなかったが、葉がついている様子もわかる。

ヒメジャモントウ

 茎の鉤状刺。この刺で他の樹木につかまり、伸びていく。

複葉籐Myrialepis paradoxa Rotan Kertong Palmae R0017498.jpg

 複葉。

 葉先籐Myrialepis paradoxa Rotan Kertong Palmae R0017496.jpg

 複葉の先の葉軸先端は50~60センチまで伸び刺をつけていて、私の傘をとらえてしまった。

 原産地はインドシナ~マレーシア。幹や葉軸に鋭い刺があるため、あまり栽培されてない。
(参考;小学館 園芸植物大事典、朝日新聞社・朝日百科・「植物の世界」)

08年1月8日シンガポール植物園Singapore Botanic Gardensにて撮影






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Last updated  2008.03.01 18:09:44
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蝶 明@ Re:コンロンカームッサエンダ・フィリッピカ‘オーロラ’(01/19) コンロンカ 始めて名前を聞いて花の想像…
ONIGAWARA@ Re:ヒメニラ(04/15) >おはようございます。 >鬼瓦の部屋に…
スペイン?の石原@ Re:タテバゴヘイヤシ(リクアラ・ペルタタ)(02/10) すみません、よく読まずに前のコメントを…
スペイン?石原@ タテバゴヘイヤシ ラテン語の意味はわかりましたが、日本語…
スペインの石原@ Re:コンロンカームッサエンダ・フィリッピカ‘オーロラ’(01/19) 私もシンガポールのとあるマンションの入…

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